「やぎの散歩」撮影順調　中学生監督・仲村颯悟君

　【今帰仁】中学生の映画監督・仲村颯悟（りゅうご）君（１３）の長編作品「やぎの散歩」の撮影が１２月下旬から今帰仁村仲尾次で行われている。同２８日には主人公が祖母の自宅に着くシーンの撮影が行われ、出演者らが真剣な表情で撮影に臨んでいた。

　作品は那覇市と今帰仁村が舞台で、結婚式で食べられそうになって逃げ出したヤギと少年の物語。沖縄の自然、文化や命の尊さを描いている。今帰仁村では仲尾次と今泊の集落や海岸で撮影が行われる。

　仲村君は「出演者の演技が少しずつ良くなっているのが楽しい。みんなが楽しめるような作品にして、今まで一緒に撮影をしてきた仲間にも見てほしい」と意気込んだ。主人公の少年を演じる上原宗司君（１２）は「とても緊張しているけど、撮影はとても楽しい。笑いあり涙ありの作品になっている」と笑顔で話した。

　作品は９月以降、県内外で公開予定。

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