日本、初日は惨敗 女子ゴルフ日韓対抗
女子ゴルフの京楽カップ第10回日韓対抗戦第1日は4日、南城市の琉球ゴルフ倶楽部(6550ヤード、パー73)で各チーム12人ずつによるストロークマッチプレーが行われ、日本は4―20(2勝10敗)で大差のリードを許した。
諸見里しのぶが韓国賞金ランキング5位の李(イ)ボミに67―71で快勝、佐伯三貴が国内でも活躍する任恩娥(イム・ウナ)に競り勝ったものの、残る10人はいずれも敗れた。上原彩子は米国賞金女王の申智愛(シン・ジエ)に終盤逆転を許し1ストローク差、宮里藍は米国賞金ランキング13位の池恩憙(チ・ウンヒ)に2ストローク差で敗れた。
最終日の5日も同会場で12人ずつによるストロークマッチプレーを行う。
◆「爆発しないと」 彩子、みなぎる気力
前日のプロアマ戦は体調不良で4ホールしか回れなかった上原彩子。その影響を感じさせず、米国賞金女王の申智愛に対して1番はとられても、2番で取り返すという、譲らない展開を見せた。5番、申のバーディーで2打差となるが、6番でロングパットを沈めて気をよくすると、パー4の7番は2打目をピン側50センチの絶好の位置に落としてバーディー。申から逆に2打差を奪った。
16番終了まで1打差をつけ勝っていた。しかし、17、18番連続パー5で申が連続バーディーだったのに対して上原はパー二つ。終盤の勝負どころで差が出た。「あしたは爆発しないと駄目」。世界の女王に肉薄した一日を終えた後にも、声には気力がみなぎっていた。
◆チャンスある 藍、気持ち切り替え
宮里藍は1番、第2打がバンカーにつかまりパー。2番では約50センチのバーディーチャンスにつけるが、パットを外して連続のパー。そのまま前半は流れをつくれなかった。
地元の声援や特有の気候に励まされたが、ストロークマッチプレーという慣れないゲーム形式に「スタートが難しかった」と戸惑いを隠せず、一時は3打差をつけられた。
後半は2バーディーでチャージを見せた。パー5の最終18番では第3打のバンカーショットをピン側約1・5メートルにまで寄せ、決めれば同点というチャンスをつくったが、池恩憙がグリーンエッジからチップインバーディーを決め万事休す。
「チームのために勝ちたかった」と悔しさをかみしめた宮里。「まだまだ勝てるチャンスがある」と力を込め、気持ちを切り替えた。
◆しのぶ快勝エースの意地 楽しんで運引き寄せ
最終18番。諸見里しのぶの第3打、バンカーショットがそのままカップに吸い込まれ、イーグルを奪った。「気持ちがよかった」と振り返った自画自賛のプレー。韓国に大会史上最大の16点差をつけられたが、最終12組を任された日本のエースは意地を見せ、最終日の逆転に望みをつなげた。
パット、アプローチともに安定していた。6番で約5メートルのパットを沈め、この日初めてのバーディーで先行すると、その後の7、8番でもピンにしっかり絡ませてパー。9番の第2打はピンの手前に落ち、上がり13メートルの難しいラインと距離を残したが、「入ってくれたらいいなという感じ」の強気なパットでバーディーを決め、前半で2打差をつけた。このリードが気持ちの余裕を生み、さらに差を広げていった。
ツアー最終戦までもつれた賞金女王レースからは解放された。「団体戦はプレッシャーが強い」と語った言葉とは裏腹に、ラウンドでは地元からの温かい声援に終始笑顔を見せた。楽しもうとする気持ちが、チップインイーグルなど幸運なプレーを呼び込んだ。
最終日も日本のトリを任う。「勝負は最後まで分からない」。自らに、そして日本チームに言い聞かせるように力強く語った。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-153796-storytopic-2.html
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